近年、大阪でも土砂災害のリスクが高まっています。大雨や台風が年々強力になり、これまで安全だと思っていた場所が危険区域に指定されることも珍しくありません。そんな中、命を守るための第一歩は最新の土砂災害ハザードマップを知ることです。
大阪の土砂災害リスクは年々変化している
大阪府内では、令和7年(2025年)5月時点で**8,367箇所の土砂災害警戒区域、7,762箇所の特別警戒区域が指定されています。これらは大雨のたびに再調査・更新され、市町村単位で指定や解除が行われています。
たとえば、高槻市や枚方市**では令和6年(2024年)に区域の見直しが行われました。
ハザードマップはスマホでも確認できる
大阪府公式サイトや国土交通省の**重ねるハザードマップ**を使えば、スマホからでも簡単に自宅や職場周辺の危険度を確認できます。地図上で住所を入力すると、がけ崩れ・土石流・地すべりのリスクが色分けされて表示されるので直感的に理解できます。
市町村ごとの詳細マップも必ずチェック
自治体ごとのハザードマップは、避難所の位置や避難経路もわかりやすく掲載されています。特に最新更新があった地域(例:高槻市 2024年7月更新)では、より精度の高い情報が反映されていますので、必ず公式サイトから最新版をダウンロードしましょう。
➡ 大阪府内市町村別ハザードマップ一覧(大阪府公式)
家族や近所の人と情報を共有する
ハザードマップは見ただけで終わらせず、家族や近所の人と「どのタイミングで避難するか」を話し合うことが重要です。特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、早めの避難が命を守ります。
雨が降る前から準備を始めよう
天気予報で大雨の予兆があれば、すぐにハザードマップを見返し、非常持ち出し袋や避難ルートを確認してください。防災は「行動の早さ」がすべてです。